目次
- はじめに：『QWOP』とは？
- 『QWOP』の誕生秘話と歴史：世界中で愛される鬼畜ゲー
- 『QWOP』の遊び方・メリット・デメリット：あなたも挑戦してみよう！
- 『QWOP』のRTAとは？：世界記録と競技シーン
- 『QWOP』のケンケン走：RTA in Japanで話題沸騰！
- 『QWOP』に関するFAQ：素朴な疑問にお答えします
- 『QWOP』RTA in Japan：Xユーザーの反応
- 『QWOP』RTAの世界：奥深い競技性とコミュニティ
- まとめ：『QWOP』の魅力と今後の展望
はじめに：『QWOP』とは？
『QWOP』は、2008年に当時大学でゲームデザインを学んでいたベネット・フォディ氏によって開発された、一見シンプルながらも極めて操作が難しいブラウザゲームです。プレイヤーは、Q、W、O、Pの4つのキーを使って陸上選手を操作し、100メートル走の完走を目指します。しかし、その操作は非常に難しく、思うようにキャラクターを動かせず、多くのプレイヤーが開始数秒で転倒するでしょう。そのあまりにも理不尽な難易度から、日本では「鬼畜ゲー」「バカゲー」として、世界では「最も難しいゲーム」の一つとして広く認知されています。しかし、ただ難しいだけではなく、その独特な操作性や、クリアした時の達成感から、多くのプレイヤーを虜にしてきました。そして今、『QWOP』はRTAという競技シーンで再び脚光を浴び、その独特なゲーム性とプレイヤーの技術が大きな注目を集めています。
『QWOP』の誕生秘話と歴史：世界中で愛される鬼畜ゲー
『QWOP』は、2008年にオーストラリアのゲーム開発者であるベネット・フォディ氏によって開発されました。当時大学でゲームデザインを学んでいたフォディ氏が、ラグドール物理の実験の一環として制作したのが始まりです。当初は学内向けのプロジェクトでしたが、そのあまりにも難解な操作性と、プレイヤーを小馬鹿にしたような挙動がインターネット上で瞬く間に話題となり、世界中で大ブームを巻き起こしました。リリースから数ヶ月で数百万回以上プレイされ、YouTubeなどの動画共有サイトには、多くのプレイヤーが『QWOP』に挑戦する動画が投稿され、その人気に拍車をかけました。また、2010年には、ニューヨーク近代美術館で開催された「Applied Design」展に出展され、ゲームという枠を超えてアート作品としても評価されています。近年では、フォディ氏が開発した『Getting Over It with Bennett Foddy』のヒットもあり、『QWOP』は再び注目を集めています。さらに、「RTA in Japan Winter 2023」での採用をきっかけに、その競技性やエンターテインメント性が再評価され、新たなファンを獲得しています。
『QWOP』の遊び方・メリット・デメリット：あなたも挑戦してみよう！
『QWOP』は、ブラウザ上で無料でプレイできるゲームです。ゲームを開始すると、陸上選手がスタートラインに立ちます。プレイヤーは、Q、W、O、Pの4つのキーを使って選手を操作します。QキーとWキーはそれぞれ左右の太ももを、OキーとPキーはそれぞれ左右のふくらはぎを動かします。これらのキーを組み合わせて、選手を前進させ、100メートル先のゴールを目指します。しかし、現実の人間の動きとは異なる独特の挙動をするため、一歩進むだけでも至難の業です。多くのプレイヤーは、開始数秒で転倒し、その難易度に頭を抱えることになるでしょう。しかし、この難しさこそが『QWOP』の魅力でもあります。
メリット
- 無料で手軽にプレイできる：ブラウザゲームなので、ダウンロードやインストールの必要がなく、すぐにプレイできます。
- シンプルながら奥深いゲーム性：ルールは単純ですが、極めようとすると非常に奥深いゲームです。
- クリアした時の達成感が大きい：その難易度の高さゆえに、クリアした時の達成感は格別です。
- 技術を極めるやりがいがある：コンマ数秒を削るために、操作技術を磨くやりがいがあります。
- 話題作りに最適: そのユニークなゲーム性から、友人や家族との話題作りに最適です。
デメリット
- 操作が非常に難しい：『QWOP』の最大のデメリットは、その操作の難しさです。
- クリアするまでに時間がかかる：多くのプレイヤーは、クリアするまでにかなりの時間を要するでしょう。
- イライラする可能性がある：あまりの難しさに、イライラしてしまう可能性があります。
- あまりにも難しすぎる：カジュアルに楽しむには、難易度が高すぎると感じる人も多いでしょう。
普通の人間はQWOPをやらないんだよな #RTAinJapan
— 🏖️🏝️しっぽ🏝️🏖️ (@shippo_df) 2024年12月29日
普通の人間になりたくてQWOPをやっている走者 #rtainjapan
— ナナミィ☔️💀🎮 (@sevens_sea_ai) 2024年12月29日
これらの投稿は、『QWOP』の異常なまでの難易度と、それに挑戦するプレイヤーの特異性をユーモラスに表現しています。多くの人がその難しさに挫折する中、RTAに挑戦するプレイヤーは、まさに「普通ではない」存在と言えるでしょう。
『QWOP』のRTAとは？：世界記録と競技シーン
RTAとは、ゲームの開始からクリアまでの実時間を競うタイムアタックの一種です。『QWOP』のRTAでは、その異常なまでの操作難易度をいかに攻略し、100メートルを走りきるまでのタイムを競います。一見するとランダムに見える『QWOP』の挙動にも、実は一定の法則性があり、RTAプレイヤーはそれを解析し、最適化された操作手順を構築しています。また、ゲームのバージョンによる挙動の違いや、バグを利用したショートカットなども研究されており、コンマ数秒を削るために、日夜研究が重ねられています。世界記録は、Speedrun.comなどのRTA記録集積サイトで確認することができ、2024年現在は48秒台が記録されています。これは、人間離れした操作精度と、ゲームへの深い理解がなければ達成できない、まさに驚異的な記録です。『QWOP』のRTAは、その独特なゲーム性と、プレイヤーの技術の高さから、世界中で注目を集めており、RTAイベントなどでも人気の競技となっています。
『QWOP』のケンケン走：RTA in Japanで話題沸騰！
「ケンケン走」とは、『QWOP』の非公式ルールのひとつで、その名の通り、片足だけで50メートルを走るというものです。通常の100メートル走よりも更に難易度が高く、RTAでは高度なテクニックが要求されます。この「ケンケン走」が、2023年12月31日に開催された日本最大級のRTAイベント「RTA in Japan Winter 2023」で大きな注目を集めました。走者である、くろうど氏は、巧みなキーボード捌きで『QWOP』を操り、その驚異的なプレイで、世界記録に迫る1分22秒でのクリアを達成しました。この記録は、オンラインで世界2位の記録となりました。この挑戦は、多くの視聴者に『QWOP』の新たな魅力と、RTAの奥深さを伝えることとなりました。
次のタイムアタックは『QWOP』
カテゴリーは「ケンケン走（50Meters）」
走者はくろうどさん(@kurodo1916)です。配信はこちらから⇒https://t.co/iSbmGPKZXj#RTAinJapan pic.twitter.com/QIXboTn56S
— RTA in Japan (@RTAinJapan) 2024年12月29日
この投稿は、「RTA in Japan Winter 2023」で、くろうど氏による「ケンケン走」の挑戦が告知された瞬間を伝えています。多くの視聴者が、この難関チャレンジに注目しました。
#RTAinJapan
ただでさえ難しいQWOPを片足で！？？？？？— ラカー (@Lurrrcker3277) 2024年12月29日
この投稿は、「ケンケン走」というルールの異常なまでの難易度に対する驚きを表現しています。通常のプレイでも難しい『QWOP』を、片足だけでプレイするという発想に、多くの人が衝撃を受けました。
『QWOP』に関するFAQ：素朴な疑問にお答えします
Q. QWOPってどんなゲーム？
A. 『QWOP』は、Q、W、O、Pの4つのキーを使って、陸上選手を操作し、100メートル走を完走させるブラウザゲームです。QキーとWキーで太ももを、OキーとPキーでふくらはぎを操作します。各キーの役割を瞬時に判断し、適切に操作することが求められます。しかし、現実の人間の動きとは異なる独特の挙動をするため、その操作は非常に難しく、「鬼畜ゲー」「バカゲー」として世界中で話題となりました。シンプルながらも奥深いゲーム性で、多くのプレイヤーをイライラさせながらも魅了し続けています。
Q. QWOPのRTAって何？
A. RTAとは、ゲームの開始からクリアまでの実時間を競うタイムアタックの一種です。『QWOP』のRTAでは、その異常なまでの操作難易度をいかに攻略するかが腕の見せ所となります。一見するとランダムに見える挙動にも、実は一定の法則性があり、RTAプレイヤーはそれを解析し、最適化された操作手順を構築しています。コンマ数秒を削るために、日夜研究が重ねられています。
Q. ケンケン走って何？
A. ケンケン走とは、片足だけで50メートルを走るという、『QWOP』の非常に難易度の高い非公式ルールです。このルールは、『QWOP』の通常プレイよりも更に難しく、RTAでは高度なテクニックが要求されます。通常の走り方とは全く異なる操作方法や、より繊細なバランス感覚が求められるため、RTAプレイヤーにとっては究極の挑戦と言えるでしょう。このカテゴリーは、「RTA in Japan」で正式種目として採用され、その驚異的なプレイが大きな話題を呼びました。
Q. QWOPの世界記録は？
A. 『QWOP』の100メートル走の世界記録は、Speedrun.comによると、2024年現在は48秒台が記録されています。これは、人間離れした操作精度と、ゲームへの深い理解がなければ達成できない、まさに驚異的な記録です。一方、ケンケン走の世界記録は、1分台前半とされており、通常の100メートル走よりもはるかに難易度が高いことが伺えます。
Q. QWOPって本当にクリアできるの？
A. はい、練習すれば誰でもクリア可能です。ただし、非常に難しいので、根気強く練習する必要があります。最初は数メートル進むだけでも難しいかもしれませんが、諦めずに練習を続ければ、必ずゴールにたどり着くことができるはずです。RTAプレイヤーの中には、驚異的なスピードでクリアする人もいますが、まずは自分のペースで、一歩ずつ進んでいくことをおすすめします。
Q. QWOPの作者は？
A. 『QWOP』は、オーストラリアのゲーム開発者であるベネット・フォディ氏によって開発されました。彼は他にも『Getting Over It with Bennett Foddy』などの難易度の高いゲームを開発しており、その独特なゲームデザインで世界中から注目を集めています。彼は、ゲームを通じてプレイヤーにフラストレーションを与え、それを乗り越えた時の達成感を味わってもらうことを意図していると語っています。
QWOP作者「なにそれ知らない」#RTAinJapan
— 三ノ宮すん(P.N) (@sansun11) 2024年12月29日
この投稿は、ベネット・フォディ氏が「ケンケン走」について言及したとされるエピソードを紹介しています。このエピソードの真偽は定かではありませんが、『QWOP』の多様なプレイスタイルを象徴するエピソードと言えるでしょう。
『QWOP』RTA in Japan：Xユーザーの反応
「RTA in Japan Winter 2023」での『QWOP』の「ケンケン走」は、Xでも大きな話題となりました。多くのユーザーが、くろうど氏の驚異的なプレイに驚きと賞賛の声を上げ、その様子をユーモラスに表現する投稿も多く見られました。
驚きと賞賛：神業プレイへの感嘆
『QWOP』のカテゴリー「ケンケン走（50Meters）」RTA
走者のくろうどさん(@kurodo1916)お疲れさまでした。
クリアタイムは00:01:22でした。一発でのクリアお見事です!
配信はこちらから⇒https://t.co/iSbmGPKZXj#RTAinJapan pic.twitter.com/VG31EknzRY— RTA in Japan (@RTAinJapan) 2024年12月29日
この投稿は、くろうど氏の驚異的な記録を称賛しています。一発でクリアするという離れ業は、多くの視聴者を驚かせ、RTAの醍醐味を伝えるものとなりました。この他にも、「すごい」「神業」「信じられない」といった、くろうど氏の技術を称賛する投稿が多数見られました。
共感と笑い：独特な挙動へのツッコミ
観客
「ワハハ…」「ワハハ…」（嘲笑）
「ああ～っ！」（心配） 「うおーっ！」（喝采）
「ワハハ…」（安堵）「ワハハ…」（嘲笑）
「ああ～っ！」（心配） 「うおーっ！」（喝采）#QWOP #RTAinJapan— ひやごはん (@tumetaigohan) 2024年12月29日
この投稿は、『QWOP』のプレイを見ている観客の反応をユーモラスに表現しています。その難易度ゆえに、プレイヤーの一挙手一投足に一喜一憂し、転倒するたびに笑いが起こる様子が目に浮かびます。他にも、「腹筋崩壊」「笑いすぎて涙出た」といった、『QWOP』のコミカルな動きに対する反応が多く見られました。
自虐と挑戦：『QWOP』プレイヤーあるある
知らない人がいるかもしれませんが、QWOP世界10位です。対戦よろしくお願いします。 pic.twitter.com/ReFUI8iWj4
— えりてら🎀🎶🦊💙 (@elitera_tales) 2024年12月29日
この投稿は、自身の『QWOP』の腕前を自虐的に紹介しつつ、挑戦者を募っています。『QWOP』プレイヤーのユーモアと挑戦心が感じられます。「自分も昔やってた」「久しぶりにやりたくなった」といった、『QWOP』経験者からの共感の声も多く見られました。
驚愕：人間離れしたプレイへの反応
QWOP、ケンケンもヤバすぎるけどウィニングランでちゃんと人間のフォームして走ってるのに驚愕した
— こよみともさね (@no4_ikuraplanet) 2024年12月29日
RTA終了後のウィニングランで、通常プレイではあり得ないほどスムーズに人間らしいフォームで走る様子に、多くの人が驚愕しました。「あれ本当に『QWOP』？」「別のゲームみたい」といった、驚きの声が多数寄せられました。このウィニングランは、RTAならではの醍醐味であり、『QWOP』の新たな可能性を示すものとなりました。
その他：『QWOP』人気の再燃
私がQWOPの話を積極的にしているのは一時期真面目にQWOPをやっていたからです
— イツナ❖🔧Vtuber (@Itsuna_57) 2024年12月29日
この他にも、「RTA in Japan」をきっかけに『QWOP』を思い出し、再びプレイし始めたという声や、「この機会に初めて『QWOP』を知った」という声も多く見られました。今回のイベントは、『QWOP』の認知度向上と、新たなファン獲得に大きく貢献したと言えるでしょう。
『QWOP』RTAの世界：奥深い競技性とコミュニティ
『QWOP』のRTAは、単なるタイムアタック以上の深い世界を持っています。プレイヤーたちは、コンマ数秒を削るために、日夜研究を重ねています。例えば、「ケンケン走」では、片足だけで走るという制限の中で、いかに効率的に前進するかを研究し、独自の走法を編み出しています。また、『QWOP』には、ゲームのバージョンによる挙動の違いや、バグを利用したショートカットなども存在し、それらを活用することもRTAでは重要な要素となっています。これらの技術や情報は、RTAコミュニティで共有され、議論されることで、『QWOP』RTAは日々進化を続けています。また、RTAイベントなどを通じて、プレイヤー同士の交流も盛んに行われており、その競技性の高さと、コミュニティの活発さも『QWOP』RTAの魅力の一つと言えるでしょう。「RTA in Japan」で『QWOP』が注目を集めたことで、今後さらに競技人口が増加し、新たなテクニックや記録が生まれることが期待されます。
くろうどさんに憧れてQWOP走るの練習したのに、今くろうどさん走ることやめてんだもん、驚くよ
— えりてら🎀🎶🦊💙 (@elitera_tales) 2024年12月29日
この投稿は、くろうど氏の引退を示唆するものですが、同時に『QWOP』RTAコミュニティの存在と、その影響力の大きさを示しています。くろうど氏のプレイに触発されて『QWOP』RTAを始めた人も多く、今後も彼の残した功績は語り継がれていくでしょう。
QWOPのRTA、短いのに超濃密でシュールすぎて面白かったのでぜひ
— すけるとん (@KAWAII_SixStaR) 2024年12月29日
この投稿のように、『QWOP』のRTAはその競技性とエンターテインメント性が高く評価されています。今後も多くの人に楽しまれ、その奥深い世界が広がっていくことでしょう。
まとめ：『QWOP』の魅力と今後の展望
『QWOP』は、その圧倒的な難易度と独特な操作性から、多くのプレイヤーを苦しめ、そして楽しませてきたブラウザゲームです。近年では、RTAという新たな形で再び脚光を浴び、その奥深い競技性とエンターテインメント性が再評価されています。「RTA in Japan Winter 2023」での「ケンケン走」は、その最たる例と言えるでしょう。くろうど氏の驚異的なプレイは、多くの人に『QWOP』の新たな魅力を伝え、RTAコミュニティの活性化にも繋がりました。今後も『QWOP』は、そのシンプルながらも奥深いゲーム性で、多くのプレイヤーを魅了し続けるでしょう。そして、RTAシーンでは、新たなテクニックや記録が生まれ、さらなる盛り上がりが期待されます。あなたも『QWOP』に挑戦して、その奥深い世界を体験してみませんか？
この記事を読んで、『QWOP』に興味を持った方は、ぜひXで「#QWOP」や「#RTAinJapan」のハッシュタグを付けて感想や意見を共有してください。あなたの挑戦もお待ちしています！
コメント